【告白】なぜひび割れや浮きを放置して「塗装」してはいけないのか?サイディングのプロが経験した「3年後の悲劇」|奈良市で塗り替えなら奈良リペイント

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2026.02.04
当社について
【告白】なぜひび割れや浮きを放置して「塗装」してはいけないのか?サイディングのプロが経験した「3年後の悲劇」

奈良市周辺で外壁塗装を検討されている皆様、こんにちは。
奈良リペイントの代表です。 
今日は、私がプロとして21年間歩んできた中で、今でも思い出すと胸が締め付けられる「ある失敗」のお話をさせてください。


これから外壁塗装を考えている方にとって、この話は「業者選びで絶対に失敗しないための教科書」になるはずです。




1. 職人としての「慢心」が招いた小さな見落とし

15年前、私は父の営むサイディング施工の現場で修行を積み、意気揚々と独立への道を歩んでいました。 
「壁のことなら、誰よりもわかっている」 そんな若さゆえの慢心があったのかもしれません。

あるお宅の現場調査に伺ったときのことです。
築15年ほどのサイディング外壁に、数箇所、わずかな「浮き」がありました。
板の端が少しだけ手前にせり出し、釘が数ミリ浮いている状態。専門的には「反り」の初期症状です。

お客様は不安そうに聞いてこられました。 「ここ、少し浮いてるみたいだけど、大丈夫かしら?」


当時の私はこう答えました。 

「大丈夫ですよ。下塗りをしっかり入れて、弾力のある塗料で厚めに塗れば、隙間も埋まりますし目立たなくなります。見た目もきれいになりますから安心してください」

この言葉が、お客様の家を、そしてお客様の信頼を裏切ることになるとは、その時の私は夢にも思っていませんでした。






2. 「塗装」は薬ではない。あくまで「バリア」である

ここで、皆様に知っておいていただきたい重要な事実があります。 
外壁塗装において、塗料はあくまで「表面を保護するバリア」であり、「傷んだ構造を治す薬」ではないということです。

私が当時行ったのは、言わば「骨折している人にファンデーションを塗って、きれいに見せる」ような行為でした。 

表面をきれいに塗りつぶせば、確かに一瞬は新築のように美しくなります。
しかし、サイディングが浮いているということは、その裏側に水や湿気が回っている可能性が高い、という「構造上の問題」を無視していたのです。

なぜ「浮き」は進行するのか?
サイディングボード(特に窯業系サイディング)は、主原料がセメントです。
 本来、工場出荷時には防水塗装が施されていますが、経年劣化でその防水性が切れると、雨水を吸うようになります。 

吸水したボードは膨らみ、乾燥すると縮みます。この「膨張と収縮」を繰り返すうちに、
ボードは徐々に反り、釘を押し出して浮き上がってくるのです。

私が上から塗った「きれいなペンキ」は、皮肉なことに、このボードの呼吸を止めてしまいました。

 内側に取り残された水分が太陽の熱で水蒸気となり、逃げ場を探して塗装を押し上げ、さらにボードを外側へと押しやる。


その力は、想像を絶するほど強力です。








3. 3年後の再会:変わり果てた外壁の姿


工事から約3年が経った夏の日。お客様からお電話をいただきました。
 電話口の声は、明らかに以前とは違う、落胆した響きでした。

急いで現場に向かった私が見たのは、塗装したばかりの壁が、内側から爆発したように剥がれ落ち、
サイディングが波を打つように反り繰り返った無惨な光景でした。

私が「大丈夫」と言って塗りつぶした場所は、3年前よりもひどい状態になっていました。

板を固定していた釘は完全に抜け落ち、壁と家の骨組みの間に、指が数本入るほどの大きな隙間が空いていました。

「きれいに塗ってもらって、信じていたのに……」

お客様のその言葉が、私の耳の奥で何度もリフレインしました。

 職人として、これほど恥ずかしく、情けない瞬間はありませんでした。
私はその場で深く頭を下げ、謝罪しました。そして、無償ですべての壁を剥がし、やり直すことをお伝えしました。








4. 壁の裏側から見えた「本当の正体」

問題の場所のサイディングを剥がしたとき、私は絶句しました。 
そこにあったのは、湿気で真っ黒に腐敗し、手で触れるだけでボロボロと崩れる「胴縁(どうぶち)」と呼ばれる下地の木材でした。


私が「表面の見た目」だけを整えている間に、家の骨組みは悲鳴を上げていたのです。

 もしあの時、私が「塗る」という判断ではなく、「一度剥がして下地から直しましょう」という提案をしていれば。

 あるいは、せめて「浮きをステンレスビスで締め直し、換気を確保する」処置をしていれば。 

この家をこれほど傷つけることはなかったはずです。

この時、私の心の中で、何かが音を立てて変わりました。




5. 「塗装屋」を辞め、「外装の医者」になる決意

この失敗以来、私は自分を「塗装屋」と呼ぶのをやめました。 

代わりに、「外装の医者」として生きることを誓いました。

医者は、患者の顔色が悪いからといって、化粧で誤魔化したりはしません。
熱があれば原因を探り、内臓に問題があれば手術を勧めます。 私の仕事も同じです。

ひび割れがあれば、その原因が「建物の動き」なのか「乾燥」なのかを突き止める。

浮きがあれば、下地が生きているか、湿気が抜ける道があるかを確認する。

もし、塗装をしても3年持たないと判断すれば、たとえ仕事が欲しくても「今は塗るべきではありません」とハッキリ伝える。

これが、15年前に失った信頼を、一生をかけて取り戻し続けるための私のスタイルです。





7. 奈良の家を愛する皆様へ:失敗しないためのアドバイス

最後に、大切なメッセージを伝えさせてください。
 外壁塗装の見積もりを数社から取ると、どうしても「安さ」や「塗料のランク」に目が行きがちです。
しかし、本当に大切なのは「あなたの家の壁の『本当の病状』を、誰が正しく診断しているか」です。


もし、業者があなたの家の壁を一瞥しただけで、「きれいに塗れますよ」と言ったなら。
 その業者は、21年前の未熟だった私と同じかもしれません。

あなたの家は、世界にたった一つ。

家族を守る大切な砦です。 だからこそ、表面のきれいさという「嘘」ではなく、10年後の安心という「真実」を選んでください。

私たちは、奈良の地で21年、嘘のない仕事を続けてきました。 
時には、お客様にとって耳の痛い「手術(張り替え)」を提案することもあります。

でもそれは、すべてが「あなたの家を、本当に守りたい」という一心からです。

「わが家の浮き、本当に塗るだけで大丈夫?」

「他社で大丈夫って言われたけど、不安がある」

そんな時は、いつでも私、を呼んでください。 
プロの「医者」として、あなたの家の健康状態を正直に、誠実に、徹底的に診断させていただきます。


夜8時でも9時でも、お電話ください。
 あなたの家の「悲鳴」を「安心」に変えるために、私は今日も現場に立っています。





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「養生」のライン一本に宿る、目に見えない職人魂を綴りました。








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